健康診断

健康診断の重要性

• 病気の中には、比較的初期の段階から自覚症状が見られるものもあります。しかし、自覚症状がなかなか出現せず、気づいたときは病状がかなり進行してしまうケースが少なくありません。特に、糖尿病や脂質異常症、高血圧などの生活習慣病は、なかなか自分では気づかないものです。
• 健康診断は、こうした事態を防ぎ、自覚症状が現われる前に病気の有無をチェックするいい機会です。出来るだけ早い段階で病気を発見し、早期に適切な治療を行えるよう、しっかりと健康診断を受けるようにして下さい。

当院で行える健康診断について

1. 企業の雇用時健診
2. 企業の定期健診
3. 流山市国保・後期高齢者特定健診
4. 動脈硬化健診　など

雇入時の健康診断について

事業者は、常時使用する労働者に対し、下記の項目について、医師による健康診断を受けなければなりません（労働安全衛生規則第43条）。

1. 既往症、業務歴の調査
2. 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
3. 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
4. 胸部X線検査
5. 血圧の測定
6. 貧血検査（血色素量、赤血球数）
7. 肝機能検査（ALT、AST、γ-GT）
8. 血中脂質検査（LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド）
9. 血糖検査（空腹時血糖）
10. 尿検査（尿中の糖、および蛋白の有無の検査）
11. 心電図検査

• 費用：通常（1週間程）9,900円、即日12,100円（税込み）
• HbA1cや感染症など追加項目がある時は通常お渡しになります。

企業の定期健診について

事業者は、年に1回（深夜業や坑内労働などの特定業務従事者は年2回）以上、定期的に下記項目の健康診断を行わなければなりません（労働安全衛生規則第44条）

1. 既往症、業務歴の調査
2. 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
3. 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
4. 胸部X線検査、および喀痰検査
5. 血圧の測定
6. 貧血検査（血色素量、赤血球数）
7. 肝機能検査（ALT、AST、γ-GT）
8. 血中脂質検査（LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド）
9. 血糖検査（空腹時血糖）
10. 尿検査（尿中の糖、および蛋白の有無の検査）
11. 心電図検査

身長・腹囲、胸部X線、喀痰、貧血、肝機能、血中脂質、血糖、心電図の各検査については、医師が必要でないと認めた場合には、省略することが出来ます。

• 費用：通常（1週間程）9,900円、即日12,100円（税込み）
• HbA1cや感染症など追加項目がある時は通常お渡しになります。

定期健診のお申し込みで請求書払いをご希望される場合は下記の申し込み用紙をご利用ください。
ダウンロードはこちら

流山市国保・後期高齢者特定健診

• 流山市国民健康保険特定健康診査は、主に流山市国保に加入している40～74歳の被保険者と、千葉県後期高齢者医療（長寿医療）制度に加入している方を対象として行われます。対象者の方は、流山市の契約医療機関において健診を受けるようにしましょう。なお、詳細については、流山市の健康福祉部・健康増進課までご確認ください。

特定健診の主な検査項目

動脈硬化健診

• 動脈硬化の早期発見を目的とした健診です。
• 高脂血症、糖尿病、高尿酸血症の有無を血液検査を行い判定します。さらに頸動脈エコーとABI検査を併用することにより動脈硬化を早期発見することができます。
• 頸動脈エコー：頸動脈の超音波検査を行うことにより、血管がどのくらい肥厚しているかを測定して動脈硬化の有無や進行具合を知ることができます。
• ABI検査：上肢と下肢の血圧を測定することにより末梢動脈疾患を早期発見することができます。末梢動脈疾患とは動脈硬化により主に下肢の血管が狭くなり血液の流れが悪くなる病気です。将来、脳卒中や心筋梗塞を合併することがあります。さらに動脈の硬さを測定することができ、その硬さから血管年齢が分かります。